花春のこだわり



【その一】 美味しいお米

会津は越後山脈と奥羽山脈に挟まれた盆地であり、冬は雪深く夏は厳しい暑さとなります。 この寒暖差のある気候と、日本海に注ぐ大きな川と肥沃な土地が良質で美味しいお米を育みます。 花春が酒造りに使用するのは、100%会津産米。 会津の米で造ってこそ、会津の地酒であると考えています。 夏は蒸し暑く、冬は寒さ厳しい、会津の自然が育んだ米は、会津人に似ているかもしれません。 純米酒を展開している花春の主力は「まいひめ」で、寒さに強く身が大きい品種です。 純米大吟醸酒や大吟醸酒には、福島県の酒造好適米「夢の香」を使用しています。

【その二】 良質な地下水

冬の積雪は雄大な山々と盆地に懐深く蓄えられ、磨かれて良質な地下水となります。 日本酒の繊細な味と香りを生み出すのは美味しい水でしか成し得ません。 会津は盆地で、四方を山々に囲まれています。 雪も多く降る土地で、水も豊富です。 美味しい水があるところには、美味しい米があり、美味しい酒があると言います。

日本酒の成分は、約80%が水で、アルコール分が約15%、エキス分は数%で、「水」が大きな比率を占めています。 水には、酒にとって有効な成分、有効でない成分があります。 酵母の発育に必要な無機成分が適度に含まれた水が、酒造りに適しています。 お茶をたてて美味しく飲める水は、酒造にも向いています。 会津若松の水質は、中程度の高度を有する地下水であり、お酒に「甘さ」、「濃さ」を出しやすく、 喜多方の水質は軟水系で、お酒に「軽さ」、「きれいさ」を出しやすいそうです。

若松の水質で味のきれいさを出すためには、米をより白く精米し、低温で長期間発酵させるか、水の硬度を減らすことが必要になります。 花春酒造では、電気が通電しないほどの超純水製造システムを導入し、水の硬度を酒の種類別に変えられるようにしています。 同じ水を使っていても味に違いが出るように、様々な工夫がされています。 色々な蔵や地域の酒を飲み比べる際、水のことを考えてみるのも楽しいと思いますよ。

醗酵棟

原料処理棟から送られてきた原料を醗酵させる場所です。 大型の醗酵タンクは200石(36,000ℓ)仕込み用のタンクです。 1本当たり最大で白米13tの仕込みができます。 出来上がりの原酒は約37,000ℓで市販酒1.8ℓ換算で30,000本弱を一度に製造する事ができます。