花春のこだわり
創業 享保三年(1718年)。
「会津のよさは酒の良さ」を謳い、自然の恵み多き会津の米と清らかな水でお酒を造って約300年。
伝統の技で醸し出す花春のお酒は「香りやさしく、口当たりやわらかく、きれいな味わい、のど越しの良さ」が特徴で、「飲むほどに、酔うほどに」のどかな気分に誘われます。
美味しい水があるところには、
美味しい米があり、
美味しい酒がある
四方を山々に囲まれた会津地方は、
一斉に花々の開く春、蒸し暑い夏、紅葉の美しい秋、雪深く寒さ厳しい冬の四季が、
里から山へ、山から里へと足早に移ろい、変化にとんだ自然から豊かな恵みが与えられています。
良い米・良い水・良い風土の3つの要素に、こだわりの技が加わり、会津清酒花春は造られています。
その1 美味しいお米
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会津は越後山脈と奥羽山脈に挟まれた盆地であり、冬は雪深く夏は厳しい暑さとなります。 この寒暖差のある気候と、日本海に注ぐ大きな川と肥沃な土地が良質で美味しいお米を育みます。
花春が酒造りに使用するのは、100%会津産米。
会津の米で造ってこそ、会津の地酒であると考えています。
夏は蒸し暑く、冬は寒さ厳しい、会津の自然が育んだ米は、会津人に似ているかもしれません。
純米酒を展開している花春の主力は「まいひめ」で、寒さに強く身が大きい品種です。 純米大吟醸酒や大吟醸酒には、福島県の酒造好適米「夢の香」を使用しています。
その2 良質な地下水
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冬の積雪は雄大な山々と盆地に懐深く蓄えられ、磨かれて良質な地下水となります。 日本酒の繊細な味と香りを生み出すのは美味しい水でしか成し得ません。 会津は盆地で、四方を山々に囲まれています。 雪も多く降る土地で、水も豊富です。 美味しい水があるところには、美味しい米があり、美味しい酒があると言います。
日本酒の成分は、約80%が水で、アルコール分が約15%、エキス分は数%で、「水」が大きな比率を占めています。 水には、酒にとって有効な成分、有効でない成分があります。 酵母の発育に必要な無機成分が適度に含まれた水が、酒造りに適しています。 お茶をたてて美味しく飲める水は、酒造にも向いています。 会津若松の水質は、中程度の高度を有する地下水であり、お酒に「甘さ」、「濃さ」を出しやすく、 喜多方の水質は軟水系で、お酒に「軽さ」、「きれいさ」を出しやすいそうです。
若松の水質で味のきれいさを出すためには、米をより白く精米し、低温で長期間発酵させるか、水の硬度を減らすことが必要になります。 花春酒造では、電気が通電しないほどの超純水製造システムを導入し、水の硬度を酒の種類別に変えられるようにしています。 同じ水を使っていても味に違いが出るように、様々な工夫がされています。 色々な蔵や地域の酒を飲み比べる際、水のことを考えてみるのも楽しいと思いますよ。
その3 酒を育てる気候
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生まれたての酒を貯蔵することで旨味、まろやかさ、深い味わいを引き出す事ができます。
会津の積雪と寒さは、この貯蔵にも最適な気候・風土といえます。 これらの要素に、うまさへのこだわりから編み出された技が加わることで、より「良い酒」が生まれます。
その4 酒造りのこだわり 精米
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花春の自慢は、100%自家精米です。
精米途中に米粒が割れるのを機械で防止し、米が変質しないよう低温でゆっくり丁寧に精米しています。
また、その米を再度ふるいにかけて粒を揃えることが出来るのは、自家精米ならではの贅沢です。 精米にこだわる花春の酒には、米の旨味が生きています。
その5 酒造りのこだわり 洗米
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米袋についている丸いマークはお米の等級、一等米の印です。 福島県の酒造好適米「夢の香」を49%に精米したものを使用します。 米の51%の部分を削っているので、粒が円くなります。 酒米の中心部、心白(しんぱく)という部分を残しています。
精米したままでは糠などがついているので、「洗米」の作業を行います。 寒い中、蔵人たちが冷たい水を使用し手洗いで丁寧に洗います。 分担され、素早くリズムよく行われていきます。 あまり洗いすぎたり水に浸しすぎたりすると、良くないそうです。
その6 酒造りのこだわり 蒸し
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大きな甑で洗米した米を蒸します。
機械を使い均一に広げながら、麹菌が繁殖しやすいように冷まし、種麹を振りかけます。温度をしっかりとはかります。 蔵人の手で行うところと機械で行うところのバランスをとり、より美味しい酒を目指します。
その7 酒造りのこだわり 麹造り
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酒造りで最も重要と言われるのが、麹造りです。 室(むろ)/製麹室(せいきくしつ)という部屋は、温度・湿度を厳しくコントロールされていて、重い扉の先にあります。 機械の中に、蒸して種麹をかけられた米がならび、麹菌の繁殖が行われています。
繁殖時の温度が上がりすぎないよう「切り返し」を行います。 「自動製麹機」が使用されていますが、最終的には蔵人の手で、感覚を確かめほぐします。その後、製麹室での作業が終わった麹を、広げて乾燥させます。このことを「出麹」といいます。そして真っ白な麹が出来上がります。
その8 酒造りのこだわり 醪造り
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蒸米、酒母、麹を混ぜ、醪を作ります。発酵してくると日本酒らしい味と香りがしてきます。 花春では、掛米をお粥状にして造る「姫飯造り」を採用しています。 こうすることで適切な温度管理や撹拌を、コンピューターのプログラムで管理しやすくしています。
また、大型仕込みの発酵も、良い酒質を保つために低温で行っており、普通酒でも吟醸香を持っているほどです。 そして搾りも低温で行われます。 その丁寧な扱いは、どの酒でも大吟醸クラスと言っても過言ではありません。
その9 酒造りのこだわり 袋吊り
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醪を入れた酒袋を吊るし、自然に滴る雫(原酒)を集める方法で、「斗瓶とり」とも言われます。
圧力をかけないため、雑味がなく繊細な味わいで、華やかな香りの酒となります。 機械を使わずに蔵人達の手作業で行われ、出品酒や純米大吟醸など用いられる贅沢な方法です。
施設のご紹介
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醗酵棟
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原料処理棟から送られてきた原料を醗酵させる場所です。
大型の醗酵タンクは200石(36,000ℓ)仕込み用のタンクです。
1本当たり最大で白米13tの仕込みができます。
出来上がりの原酒は約37,000ℓで市販酒1.8ℓ換算で30,000本弱を一度に製造する事ができます。
原料処理棟
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弊社の造りの大半は姫飯造りでおこなっています。
かけ米を蒸煮し、冷却後米麹と酵素を加えたものを醗酵棟へポンプで送り、それを3段で仕込みます。
隣の棟で出来上がった醪は再びこちらの棟へ送り戻し搾り、原酒と酒粕に分かれます。 原酒は配管で貯蔵棟へ送ります。
貯蔵棟
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60石タンク(約10,000ℓ)が62本あります。
原料処理棟から送られてきた原酒を火入れ(殺菌)し、酒質ごとに貯蔵管理しています。建物内は空調設備により一定の温度(18℃)に保たれています。
びんへの充填前に調合・濾過・割り水等をおこない、充填棟へ送ります。
充填棟
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びん詰作業をおこなう場所です。
充填機・打栓機は1.8ℓから中小びん、180mlまでアタッチメントの交換で兼用して詰める事ができます。
1日で1.8ℓを7,000本充填する事ができます。
地下水
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全て地下水を使用しています。
酒造業は何をするにも水が必要です。
酒を仕込むのは勿論、割り水から洗びん・洗い物まで大量に使います。弊社の井戸は100m程の深井戸で、背あぶり山の伏流水を1日300t汲み上げています。
40項目の水質検査をクリアしています。売店入り口付近で流れている地下水を飲むことができます。
直売店「神指蔵」
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花春酒造株式会社事務所棟内に「直売店神指蔵」がございます。
ここでは直に商品をご覧頂き、試飲された上でお買い求め頂けます。
蔵元ならではの品揃えで、ここでしか買えない商品もございます。ご自身のお気に入りの1本を見つけてみてください。
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花春のこだわり
「飲むほどに、酔うほどに」心が安らぐ。
1718年(享保3年)に創業以来、
「香りやさしく、口当たりやわらかく、きれいな味わい、のどごしの良さ」を求め、地元会津産米を自社精米し、会津に根ざす日本酒を蔵人一丸となり醸しています。
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会社概要
「会津のよさは酒の良さ」
四方を山々に囲まれた会津地方は、一斉に花々の開く春、蒸し暑い夏、紅葉の美しい秋、雪深く寒さ厳しい冬の四季が、里から山へ、山から里へと足早に移ろい、変化にとんだ自然から豊かな恵みが与えられています。
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商品一覧
瓶に詰めているのは、想いです。
丹精込めて技を尽くして、
美味いと褒められるよう、
楽しくて笑顔が咲くよう、
大事に育てたお酒です。
幾万本お届けしてきた
伝統の味、
花春の味です。